地殻変動が起きているメディア環境を観察し、そこで流通するコンテンツを批評
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22:05:32
まずい、ブログ更新が滞っている…ということでTVの雨傘番組的な総集編企画。ちょくちょく映画の感想をtweetしてきたので、今年前半に見た映画のうち、アメリカ映画19本をまとめてみる。こうして見ると、これまで何度も見た映画を飽きずにリピートで見ていて、初見作品は少ない。しかも、すごく作品群に偏りがあって、70年代舞台、青春群像劇、ロードムービーが多い。結局、好きな作風のものばかり見ていて、SFファンタジーやラブコメ、ホラーなんかは皆無。

1月8日
久しぶりにオリバー・ストーン監督『プラトーン』。プロットや世界観など、間違いなくヴェトナム戦争モノとしては最高傑作の1つ。大学生の頃、ヴェトナム戦争の映画にハマってたけど、考えてみれば当時はまだ冷戦が終わってなかったんだな。
1月10日
先日に引き続きオリバー・ストーン監督『7月4日に生まれて』。もう10回くらい見てるかな…ヴェトナム戦争とアメリカの正義について考えさせられる素晴らしい作品。トム・クルーズが単なるイケメン俳優じゃないことを証明したことでも重要。
1月16日
ずっと観たいと思ってた『ソーシャルネットワーク』。なかなか面白いと思えたのは、FBがなぜ成功したか云々といった話よりも、きちんと人間を描くことでのドラマツルギーがそこにあったから。しかし、ジャスティン・ティンバーレイク、演技上手いな(はまり役だったか?)
1月21日
90年代半ばに話題になったコーエン兄弟の『ファーゴ』。誘拐事件話だけどプロットはイマイチ、もっと捻ってもイイんじゃないか?(実話ベースだからしょうがないのか…)それよりこの映画はいかにもアメリカ中西部の冬の感じをうまく描いていて、生活経験者にとっては感慨深い。
1月26日
『ミステリック・リヴァー』、なんで今まで観てなかったんだろう?監督がクリント・イーストウッドで、出演がケヴィン・ベーコン、ショーン・ペンにティム・ロビンスでは当然期待大。最後まで飽きなかったが、後味悪い話。やはりサスペンスはなぜ?なぜ?と疑問&不自然な点がいっぱい湧いてくる。
2月1日
6年前のアカデミー賞作品賞『クラッシュ』。人種間対立を描いたアメリカ映画は珍しくないが、「わかるな~」って箇所が随所にあった。登場人物が多くて、1人1人の葛藤とか心情の変化とかが描ききれてない感じもしたが、脚本はよくできてて「あ、もう終わった」って感じ。
2月9日
映画史に名を残す名コンビ、スコセッシ&デニーロの『グッドフェローズ』。ジョー・ペシもお約束のキレキレ演技。ギャングスタ群像劇だけど重くも暗くもないのは、70年代の香り濃厚な音楽の使い方がうまいのとファッションゆえか。こういうのがスコセッシの卓越したセンス。
2月23日
97年の『ブギーナイツ』。1970年代から80年代のポルノ映画産業に棲息する人たちを描いた話というだけで面白そう。途中ちょっと飛躍する感はあるが、当時の風俗・流行の描き方も秀逸だし、良くできてる映画。160分ってのはちょっと長いかな。
2月25日
『イントゥ・ザ・ワイルド』、ショーン・ペン監督の素晴らしい作品。文明とか物質とか成功じゃなくて、本来の幸福とか自分の存在意義とは何かということなんだけどね。ロードムービーという形式もすごく効果的だけど、こういう作品はもっと若い頃に出会いたかったなあ。
3月17日
ジム・ジャームッシュ『コーヒー&シガレッツ』。『ストレンジャーザンパラダイス』からの一貫した作風、そして相変わらず演者のlineが素晴らしい。こういった派手さとは無縁の作家がいて、きちんと評価されているのは素晴らしいこと。確かにタバコとコーヒーって合うな、やめて久しいけど。
3月24日
ガスヴァンサントの作品はどれも好きだが、出世作『ドラッグストアカウボーイ』はやはり別格なのでBDを買ってみたところ、映像がより深くなったように感じた。やっぱBDで見ると違う。
4月15日
B級映画の帝王ロジャー・コーマンの一番弟子ピーター・ボグダノヴィッチ『ラストショー』。70年代に作られた50年代アメリカ地方都市回顧と言えば『アメリカングラフィティ』だが、こちらの方がはるかに心理描写が深い。そして、全編モノクロなのに迫力ある俳優陣の演技が素晴らしい。
4月28日
スコセッシ初期傑作『ミーンストリート』久しぶりに見た。単なる群像劇を超えたストーリー、絶妙な音楽&ファッションへのこだわり、デニーロら出演者の演技など、全てキレまくっている。後の『タクシードライバー』や『グッドフェローズ』につながるスコセッシの作風はここから始まっている。
5月22日
『ビッグウェンズデー』、1960~70年代のカリフォルニアンサーファーの青春群像といえば明るくノー天気な作品と思われがちだが、実は重い映画。それはヴェトナム戦争の暗い影などがきちんと織り込まれているからか。桑田佳祐『稲村ジェーン』はこの映画に相当インスパイアされている気がする。
6月2日
すごい久しぶりに『狼たちの午後』。この頃のアル・パチーノの演技のキレ方は凄いが、実は『ゴッドファーザー』にも通じるジョン・カザールとの対比が面白い。カザールは『ディアハンター』でもダメ男を素晴らしく演じてた。今さらながら早逝が惜しまれる。
6月3日
昨夜に続きシドニー・ルメット監督&アル・パチーノ主演の社会派作品『セルピコ』。何度見ても泣ける話だが実話ベース。70年代初頭のNYCの街並みやファッションも興味深い。榊原郁恵が「アル・パチーノ+アラン・ドロン<あなた」を歌うのはもう少し後か。
6月9日
アーサー・ペンが『俺たちに明日はない』の次に撮ったヒッピーの青春群像劇『アリスのレストラン』。ウッドストックの年に作られただけにリアルなヒッピーが描かれてると思われるが、あまりラヴ&ピースみたいな主張がないのは新鮮。「嫌なことはしない」ってのはいい。
6月16日
ニューシネマ最高傑作とも言われる『ファイブ・イージー・ピーセス』。常に閉塞感や焦燥感を覚えて現実逃避を繰り返す主人公の苦悩がうまく描かれているし、ジャック・ニコルソンの演技も素晴らしいが、『イージーライダー』のようなわかりやすさや共感はない。ラストは非常に印象的な名シーン。
6月17日
『パルプフィクション』のユマ・サーマンが酔っぱらって踊りまくって、ドラッグで意識をなくすシーン、これまで何十回も見たが本当にカッコいい。トラボルタとのカットバックが活きてる&ちょい切ない感じの音楽もいい。あの映画でこのシーンが好きな人も珍しいかもしれないけど。
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Author:大場吾郎
大学教員であり、メディア研究者。専門は映像メディア産業論やコンテンツビジネス。元々は某キー局勤務。
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